生活臭

デンマークに留学していた僕の徒然なる生活臭。帰国後も誰に頼まれた訳でもなく毒にも薬にもならないことを書きます。

会社に寄せた自己紹介

が、うまくかけたので載せます。 4月に入社いたします。00と申します。 あれよあれよと言う間に無責任にラジオを聴くだけの生活が終わり、微力ではありますが、責任を持ってラジオを届ける立場となりました。わたしの人生にいつもきっかけをくれたラジオ。わ…

MOTTAINAI

某月某日 先日、僕がバイトの最低勤務日数を、見事3日間から1日に更新したことはまだ記憶に新しい。 人生で初めてコールセンターなる場所で働いてみたのだが、空気が悪いことやらなんやら、そして何より電話の持ち方をレッスンされた時には僕の心はもう決ま…

こんなじゃじゃ馬扱えねーよ。

某月某日 どんなに努力しても自分の力ではコントロールできないものが、この世には好きな子の気持ち以外にもまだある。そう、急な便意である。英語では車をSheとか言うから以下からは便意を彼女と呼ぶ。 彼女とは生来付き合いが長く、世間的には幼馴染とか言…

何も言わなくてもいい。

最近観た映画の話ですが、ネタバレはないです。 某月某日 すごいものを見た。どう思ったかなんて、言わなくていい。そこにはただ恍惚な表情を浮かべた僕がいるだけだ。いや実はただ恍惚と言いたいだけの腰を抜かしてアホ面な僕がいただけだ。 11月9日に公開…

某月の生活草

デンマークとはさして関係ありませんが、 内定先に働くまでの半年間どんな生活をしていたか毎月報告してくれと言われましたので、 せっかくなのでここにも記します。 読んだからといって全く得しません。 好きなものや失敗談をつらつら書き続けるだけです。 …

悪魔的なそれ。

一度それに手を出してしまったら、もうそれなしでは生きていけない的なお薬がある。 親類のものからは気をつけよと十二分に注意が行き、周囲からはやめておけと口が酸っぱくなるほど言われたが、やはりその快感を求め、僕は手を出してしまう。 まさにそれと…

愛くるしいエレベーター。

道端で拾った子犬を家に連れてくる。 家で飼いたいと言うが母親にそんな余裕はないと言われ捨ててきなさいと言われる。 僕はごめんよ犬、と言いながら彼を道端に置いて行こうとする。 すると犬はワンワンと吠えて僕のことを追ってくる。 僕は「なんで追って…

今、ここに居ります。

居候とは「居(お)ります」の意で、近世に同居人を公文書に記す際の肩書に用いたことに始まる。 出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) ホステルを追い出されてから1か月後、僕の家無し状況を知っている日本にいる友人から何度か、「今はどこに住んでるの…

天国でぐっすりと。

留学が始まってすぐ、同じく交換留学に来ている日本人学生の間で僕のことがある理由で知られるようになる。 「東北からきた白井君って知ってる?」 「ああ、あの家無き子でしょ!」 こんな形で知られたくはなかった、初めてあった人に「あ、僕、家ない人です…

孤独な連帯感

浪人時代のチューターに、「孤独の連帯感」という言葉を教えてもらった。彼は浪人時代、誰と話すこともなくひたぶるに受験勉強に励んでいた。そして同じように孤立している、いや孤高な浪人生たちの間に、運動部独特の連帯感のようなものがあったという。誰…

書き出し。

去年のまだ半袖でも十分過ごせる8月の終わりに、僕はこの小さいけれどイカした街コペンハーゲンにたどり着いた。大量の荷物と、新生活への期待、これから住むところを探さなければいけない不安を抱えて。 今、あの時から10ヶ月が過ぎ、僕はもうそろそろ日本…